特集

保険に関する豆知識シリーズ(3)

生命保険を選ぶ基準について

〜ご家族の生活資金を考える〜

(株)リスクマネジメント・ラボラトリー
北海道・東北本部長 渡辺 徹

前回は先生方の必要保障額を考える上で重要なファクターのひとつ「教育資金」について解説させていただきました。今回は先生に万一あった場合の『ご家族の生活資金』について考えてみたいと思います。

◆公的年金制度からの遺族年金はいくら受け取れるのでしょうか?

遺族基礎年金

勤務医の先生、医療法人化されている先生は下記「遺族基礎年金」に加えて加入期間に応じた「遺族厚生年金」を受け取ることができます。(遺族基礎年金+遺族厚生年金=妻と子供2人の場合、概ね月額15万円程度)

このように公的な遺族年金、特に個人立ての開業医の先生の場合の遺族年金は少額であり自助努力による準備が必要です。

◆それでは、もし先生に万一あった場合、ご家族が現在の生活を維持するためにはどのような種類の保険があれば安心なのでしょうか?

貯蓄・保険

右図のとおり「貯蓄は三角」「保険は四角」と言われます。「貯蓄」は途中万一あった場合それまで積み立てた分が残るだけですが「保険」は加入と同時に決められた保障が確保できるという意味です。

ところで遺されたご家族の生活資金を考える場合、保障の形は上記のように「四角」でいいのでしょうか?

必要保障額は

このように万一の場合の先生の失われた所得、ご家族の生活資金を確保するという観点で考えると、一般に「必要保障額」は徐々に逓減していくことがわかります。(下図参照)

必要保障額

具体的に民間保険会社で発売されている「遺族年金」として受け取れる保険をご紹介します。ご家族の生活資金を確保するための保険は保険会社によって名称が異なりますが、「収入保障保険」「家族収入保険」「家計保障保険」などと呼ばれています。

無解約返戻金型収入保障保険

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