エリア13

地区だより(21)

けったら喰ったら、く
Legame dall'ort

花巻市医師会 ゆかわ脳外科 湯川 宏胤

みなさんこんばんは。毎月楽しみに「けったらく」を拝読しておりますが、今回はじめて寄稿させて頂くこととなり、身の引き締まる思いでキーボードをたたいております。

さて今回は皆さんご存知とは思いますが、吹張町のイタリアンの名店「Legame」を紹介させて頂きます。なんと当院の事務長とシェフがご兄弟であることから、家族でよく利用しているお店です。

Woodyなdoorを開けるといつも、シェフの奥様がチャーミングな笑顔で出迎えてくれます。店内は無垢の木をあしらったカウンターとテーブル、アンティークな照明がシンプルな白い壁と調和し、落ち着いた空間を演出しております。ランチは人気で大変込みあうこと必至ですが、電話予約をしていけば間違いありません。A setは1000円ですが前菜サラダ、スープ、自家製パスタ、デザート、コーヒーまでつき、コストパフォーマンスはかなり高いと言えます。その上のB set、C setもあります。

とある日のメニューです。地元産野菜を使った前菜サラダはさっぱりしていてチーズやソースが野菜の味を引き立たせます。むらさきいものスープは、優しい味で冷えた心と体を温めてくれます。この日のパスタはトマトソースとバジルのペンネでした。トマトソースの酸味と甘みが程よく、ペンネはもちもちしております。ニョッキやパスタも出ますが、ややアルデンテでいつも絶品です。

デザートは毎回間違い無くうまいです。あの有名なクレーマカタラーナが登場することもあります。この日も身も心も満たされ、午後の診療にも豊かな気持ちで臨むことが出来ました。練習は裏切らないといいますが、レガーメもいつも裏切りません。

ちなみにレガーメとはイタリア語で「結ぶ」のことだそうです。シェフにモットーを訊ねると、「当たり前のことを当たり前にやるだけです」というお答えでした。つまり、信頼できる地元産の食材を使い、一つ一つ自分の手で調理をすること。そして、畑、生産者、お客様などとの「レガーメ」を大切にすることのようです。以上Legameの紹介を終えた所で腹の虫が鳴りましたが、このまま休みたいと思います。

※この記事は「医報はなまき」398号(平成26年2月)に掲載されたものを、編集部の許可を得て、一部再編集のうえ再掲しました。

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Legame dall'ort #1

Legame dall'ort #2