全国医師協同組合連合会
第36回通常総会

日 時 平成20年11月1日(土) 午後5時
場 所 名古屋東急ホテル「雅」

 定刻に至り長野幸雄理事の司会で第36回通常総会開会。眞瀬眞副会長の開会の言葉に引き続き、小林照尚会長の挨拶となった。次いで業績・功績のあった組合の表彰を行った。

【組合表彰】

・福祉部

・購買部

 宮城県医師協同組合 
 蒲田医師協同組合 
 新潟市医師会協同組合 
 下関医師協同組合 
 宗像医師協同組合 
 宮城県医師協同組合
 名古屋市医師会協同組合
 石川県医師協同組合
 鳥取県東部医師協同組合
 松山市医師協同組合
 

・広報部

 谷藤 泰寛先生  (いわて医師協同組合) 
 諏訪求仁雄先生  (岐阜県医師会協同組合)
 松井 昭男先生  (京都府保健事業協同組合)

 JMCニュースの表紙を年間4回に渡って担当された谷藤泰寛先生は欠席されたので、前川滋専務理事が代理で受賞した。
 表彰状授与後、岩佐和雄日本医師会副会長並びに全国中小企業団体中央会瀬戸実事務局長・政策推進本部長のお二人よりご来賓のご挨拶をいただき、議長に名古屋市医師会協同組合早川常彦理事長を選出し議案審議へ移った。

【議  案】


 全議案とも全員賛成で承認され、審議が終了した。次いで次期総会開催地(東京)の紹介があり、川魏副会長の閉会の言葉で午後6時30分終了した。
 午後7時より第36回通常総会懇親会が開催され、名古屋市医師会協同組合早川常彦理事長の歓迎のご挨拶、小林会長の挨拶に引き続き、ご来賓の西島英利参議院議員、神田真秋愛知県知事に代り西村眞愛知県副知事、住田代一名古屋市副市長、妹尾淑郎愛知県医師会会長並びに細川孝名古屋市医師会会長のご祝辞があり、野々村夘太郎名古屋市医師会協同組合監事の乾杯の音頭で開宴。楽しい時を過ごし、福田巌名古屋市医師会協同組合専務理事の閉会の言葉でお開きとなった。

【小林照尚会長挨拶(要旨)】

 本日は、ご来賓の日本医師会岩砂和雄副会長、全国中小企業団体中央会瀬戸実事務局長をはじめ、各医師協同組合及び各連合会の理事長、役員、職員の皆様には、ご多忙のなか第36回通常総会に出席いただき、誠にありがとうございます。
 また、今回の総会を1年前からご準備いただきました名古屋市医師会協同組合の早川常彦理事長をはじめ役員、職員の皆様には深く御礼申し上げます。
 さて、皆様におかれましてはご承知の通りアメリカのサブプライム問題が全世界の金融機関及び経済に大きな影響を与え、この影響を日本の株式市場も影響を受け、とりわけ生命保険会社の含み損が増加し始めて、健全経営を保持することが困難な状況になっております。
 そのようななかにあって、10月10日大和生命が経営破綻し、現在再建を目指して救済会社の選定を中心とした更生計画を立案中と聞いております。大和生命につきましては全医協連年金制度を設立、別名「こうのとり」で、年金の運用及び管理を大和生命に委託しておりました。大和生命の破綻で多くの先生及び従業員の方々に、多大なご迷惑をおかけしていることに対し深くお詫び申し上げるとともに今後情報を入手次第、情報提供をしてまいりますのでご理解をよろしくお願いいたします。
 一方、大和生命保険の破綻より約1ヶ月前の9月15日に経営難のニュースが全世界を走ったAIGの経営トラブルにつきましても、ご契約の皆様に多大なご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます。
 この1年間をふりかえってみますと、大きなとりくみが2つありました。
 一つは、休診共済会の共済事業が保険業法の改正により存続が困難となり、昨年11月末に廃業しました。廃業にあたり、共済契約の民間保険への移行について各医協にご理解とご協力をいただき改めて御礼申し上げます。共済事業に代わって色々なご相談に応じるコンサルト事業を休診共済会のホームページで実施し、現在一部を開始しております。また、休診共済会の剰余金の使用方法、および公益法人改革に合わせて組織そのものの変更も検討しておりますので、引き続いてのご理解とご協力をおねがい申し上げます。もう一つは、中小企業等協同組合法の改正に伴い、定款の変更、組合経営のガバナンス強化、経理の透明性が強く要求され、全医協連も各医協、各連合会も対処し、無事に定款の変更が終了しましたことは喜ばしい限りです。
 現在日本は、政治の混迷が続き、経済は落ち込み、食の安全が脅かされ、年金は改ざんされ消えてしまい、医療は高齢者に厳しくなり、医療環境も悪化しております。このような困難のなか、全医協連といたしましては少しでも所属員の皆様により良いサービスを提供すべく、本来の相互扶助の精神に基づく活動や事業を大胆に推進していく所存です。
 具体的な重要課題としては、第1に、収益事業である購買事業、福祉事業の発展に取組んでいく、第2に、会員の拡大を積極的に図り、組合活動を更に進めて医協未設置県、医協組織空白地域に医師会のご協力をいただき拡大を図り、また日本医師会及び県医師会が検討している公益法人化について医協として協力できることがあれば積極的に取組み、医協の存在感を大きくしていきたい、第3に、IT関連の環境整備、ホームページを活用した情報提供とコンサルト事業、ホームページのない医協への支援等、第4に大規模災害が生じたときに医協としてできること、しなければならないことを考え、万一の場合に備えることを検討していきます。
 その他にも課題はありますが、皆様のご協力を得て邁進していく所存です。

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