我が家のペット

北上医師会 藤田眼科医院 藤田 聡

ミニチュアシュナウザーの子犬が我が家に来て六か月が経とうとしています。真っ白な毛並みと真っ黒でクリッとした瞳がとても印象的な女の子です。ミニチュアシュナウザーはソルト&ペッパーやブラック&シルバーといった毛色がほとんどで、ホワイトはとても珍しいのだそうです。けれども犬を飼った経験も知識もなかったので、ただただそのかわいらしさに惚れ込んだ子供達のたっての願いで我が家に迎え入れる事になったのです。

子供達はこの子犬にスノーウィーと名付け、とてもかわいがっています。子犬といっても生後八か月でうちに来たので今ではもうすっかり成犬です。スノーウィーを迎えるに当たり、生後八か月からきちんと躾られるものか、遅すぎるのではないかととても悩みました。そして実際、トイレの躾ではとても手こずっています。どうしても家の中ではしてくれないのです。絶対に外で用を足したいらしく、散歩に出ると自分の気に入った場所めがけてまっしぐら!!という感じです。用さえ足してしまえばご主人様の顔を見ながらお利口に散歩も出来るのに、そこに至るまでの殺気立った様子を見るにつけ、何もそんなに我慢しなくても…と気の毒というか呆れ半分というか。でもそれ以外は従順で穏やかな性格らしく、子供達の果敢な攻めにも抗うことなく適当にあしらっている姿はずっと昔からの家族のようです。トイレの躾の事で頭を悩ませている私ですが、いたずらもせず、家族の後をちょこちょこついて回り、帰宅した家族をいち早く玄関に迎えに行くスノーウィーの様子を見ていると、散歩の際の頑固さも健気でいじらしく見えてくるのだから親ばかそのものです。

ミニチュアシュナウザーはもともと小さな警察犬といわれるほどとても賢い性質なのだそうです。ドラマ「マルモのおきて」に出てくるミニチュアシュナウザーの“ムック”のように話し相手というのは無理だとしても、きっと子供達の良き友人、私達夫婦の良き散歩仲間となってくれることでしょう。

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スノーウィー
スノーウィー