組合概要

ごあいさつ

盛岡市地域の代表的特産品である「南部鉄器」は、１７世紀中頃、時の盛岡藩主が京都より釜師を召抱え、茶の湯釜を作らせたのが始まりといわれ、以来幾多の変遷を経ながらもその伝統は受け継がれてきました。

そして格調高い伝統的工芸品（昭和５０年全国第一号指定）としてその名声を誇るとともに、庶民の日用生活品として多くの人々に親しまれるなど、地場産品として確固たる地位を築いてまいりました。それは先人たちが尊い汗と努力でつくりあげたものであり、郷土の誇る伝統文化です。

今後も昔ながらの伝統技法を守りながら、現代の生活様式に幅広く受け入れられるデザインの開発へも取り組み、未来へ繋げていくことは私たちの使命だと考えております。先人に感謝しつつ、組合員一丸となって精進して参ります。

今後とも、変わらぬご愛顧の程、お願い申し上げます。

南部鉄器協同組合 代表理事
佐々木 和夫
（伝統工芸士）

概要

沿革

• 明治33年
  「鐵瓶組合」

• 明治37年
  「盛岡鐵瓶業組合」

• 明治44年
  「南部鐵瓶組合」

• 大正5年
  「南部鐵瓶業組合」

• 大正9年4月
  「盛岡鐵瓶同業組合」を設立

• 大正15年
  「南部鐵瓶同業組合」に改組

• 昭和10年9月
  「保證責任　南部鐵瓶工業組合」を設立

• 昭和13年
  「南部鉄瓶工業組合」に改組

• 昭和15年
  「保證責任　南部鐵瓶工業組合」を解散

• 昭和17年
  「南部鉄瓶技術保存会」

• 昭和20年8月
  「南部鉄瓶組合」を任意設立

• 昭和22年
  「南部鉄瓶組合」を設立

• 昭和24年3月
  「南部鉄瓶商工業協同組合」を設立

• 昭和25年2月
  「南部鉄瓶商工業協同組合」に改組

• 昭和48年8月
  「南部鉄器協同組合」に名称変更、現在に至る

事業内容

• 組合員の生産資材の共同購入（銑鉄、コークス、うるし、鋼材等）

• 組合員の生産した製品の買取販売ならびに販売斡旋

• 組合員に対する金融事業（転貸資金等）

• 伝統的工芸品産業の振興に関する事業

• 後継者の確保と育成事業（組合独自の助成金制度の運営等）

• 新商品の開発事業

役員名簿

（令和５年５月３１日現在）

組合員名簿