第18回通常総代会

日 時 平成20年5月31日(土)午後3時
場 所 岩手県医師会館3階視聴覚室

 定刻、司会の岩動 孝専務理事の言葉で開会。眞瀬 静理事長から「皆様には、ご多忙の中お集まり頂き感謝します。お陰様で『いわて医師協同組合』は、平穏な経営を続けております。今後とも、どうぞ宜しくお願いします。また、4月1日から「損保ジャパン」より、坂本 守という有能な事務長を迎えることが出来ました。これから皆様のお役に立つと思いますので宜しくお引き立てください。本日は、慎重なご審議をお願いします」との挨拶があり、次いで、司会の言葉で物故会員に対する黙祷を捧げた。
 次いで、司会から「出席者27名、書面による出席が20名、委任状提出者7名であり計54名で定款により過半数の出席で本総代会は成立します」との報告があり、議長に鈴木恒男先生(盛岡市医師会)を選出し、議案審議に移った。

<議  事>

第一号議案 平成19年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分案の承認の件・・・各担当役員説明
近藤 駿監事より「適正」との監査報告があり、賛成者多数で承認
第二号議案 平成20年度事業計画及び収支予算の設定の件
第三号議案 平成20年度借入金残高の最高限度の決定の件
但し、この決議は次期通常総代会まで有効とする。
第四号議案 平成20年度取引金融機関の決定の件
但し、この決議は次期通常総代会まで有効とする。
第五号議案 平成20年度役員報酬の決定の件
第二号議案〜第五号議案は前川 滋常務理事説明
賛成者多数で可決
第六号議案 定款の一部改正について
岩動専務理事説明し、賛成者多数で可決
第七号議案 任期満了に伴う役員改選について

 議事終了後、来賓のご挨拶を頂いた。

【岩手県医師会・石川育成会長挨拶(要旨)】

 平成3年1月の「いわて医師協同組合」の事業開始以来、17年目になりますが、この間、役職員のご尽力により、医師協同組合の使命を立派に果たしておりますことに敬意を表します。特に、平成10年から岩手県医師会の会員福祉部門をお引き受け頂き、平成14年度からは、岩手県医師会のグループ保険事業を移行してまいりましたが、この二つの事業とも岩手県医師会に取りましては長男、長女のようなものでありまして、戸籍を移したわけでございます。いずれも順調に推移をしているようであります。「いわて医師協同組合」の運営にもお役に立っているとのこと、会員のためにも組織のためにも移籍が良い結果となっていることを喜んでおります。岩手県医師会としましては、小泉改革が進めました医療改悪によりまして、医療を取り巻く環境がますます厳しくなっております。郡市医師会、関係団体一丸となりまして難問に取り組まなければならないと認識しております。関係団体との連携を深めるために懇談会を開催しておりますし、これからも機会を見つけて意見交換会の開催を図るつもりでございます。「いわて医師協同組合」におかれましては、全国医師協同組合連合岩手支部を併設し効率的な運営を展開しておりますが、もとより会員福祉の向上、医業経営の安定が主たる目的でございますので、今後とも岩手県医師会との意思疎通と連携をより密接なものとすることをお願いいたします。

【岩手県中小企業団体中央会・藤村耕人事務局長挨拶(要旨)】

 本総代会において無事議事が進行されたことをお祝い申し上げます。組合事業を通じて医業の経営安定に寄与されました眞瀬理事長をはじめ役職員の皆様、組合員の医師の皆様方の組合活動に対する熱意・努力に対して敬意を払いたいと思います。また、県民の健康維持に努力されておられる皆様方に重ねて敬意を払いたいと思います。そして、私どもの中央会の会長である鈴木宏延は県内中小企業の発展への功績を認められ県政功労賞を受賞しております。これも皆様方のご支援の賜物と感謝しております。
 最初に、皆様方の医療に関連する法改正が行われておりますのでご紹介します。事業(医業)継承について新たな法律、拡充がされております。これまでの民法では、相続に係る遺留分規定がありますが、後継者に総てを残したいとしても、なかなかそういうふうにはいきませんでしたが、それでは事業(医業)承継に支障を来たすということで、新たに事業(医業)承継に関する円滑化を図る法律が今国会で成立しております。この法律によりますと、事業者の方が後継者の方に事業に必要な財産を生前贈与された場合には、相続の遺留分の対象から外しましょうという画期的な法律であり、更には相続に関する10%の減免措置がありますが、これを80%まで猶予しましょうという拡充が行われました。
 労務面では、3月1日に「労働契約法」が施行されました。契約手続きについては労基法で行われていましたが、最近、採用から退職において様々なトラブルが起きまして、その内容についてルール化し明文化することで施行されました。職員の採用につきましてはこの法律に留意されていただきたい。4月1日「パートタイマー労働法」が改正されました。これは正規従業員とパートタイマーとの待遇面での格差解消を強く示す内容になっています。
 医業を取り巻く環境に大きな変化がある屋に思います。医業経営の合理化・安定化をいかに図っていくかということです。組合組織が人や情報や事業を共有できるものだということを再認識していただいて、組合の持つ共同の力を利用して医業経営に努力していただきたい。また、本総代会で選出された役員の皆様に新たな組合事業の創出を期待しています。中央会といたしましても出来る限りの協力をいたすつもりであります。

《新役員》
理 事 長 眞 瀬   静 理  事 鳥 羽 義 紀
副理事長 岩 動   孝 理  事 林     節
専務理事 前 川   滋 理  事 後 藤 康 文
常務理事 菅 原 克 郎 理  事 藤 井 敏 司
常務理事 足 澤 輝 夫 理  事 西 島 康 之
常務理事 逢 坂 宇 一 理  事 宮 本 耕 佑
理  事 西 島 光 茂 理  事 松 井 美紀夫
理  事 柏 木   柏 理  事 市 川   宏
理  事 小木田 勇 輝 監  事 川 村 英 一
理  事 佐 藤 正 伸 監  事 近 藤   駿
理  事 渕 澤 敬 吉 監  事 臼 井 康 雄

(H20.5〜H22.5)

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