創立30周年特別・記念講演会−−−−−−−−−−−−−−−−

「国民に知って欲しい 日本の医療のいいところ」
日本医師会 会長 坪井 栄孝 

 日本医師会の医療構造改革構想 「国民が安心できる医療制度をつくるために」 という小冊子を元にして講演を行った。 日本の医療制度は世界に冠たるものであり、 皆保険制度の維持は医師会の重大な役目である。 また、 財務省主体の医療改革は、 経済効率のみを追求したもので国民の幸福を考えているものではないので絶対反対である。 最後に、 日本医師会独自の医療構造改革構想を話された。


「オリンピックと私」
AIU保険会社名誉会長・IOC委員 
猪谷 千春 

 猪谷さんは、 コルチナダンペッソーのオリンピックで、 当時の大人気のトニー・ザイラーと優勝を争って惜しくも回転銀メダルとなった我々の少年時代の英雄である。 当時、 1ドル360円時代でアメリカ留学の難しい時代に、 IVリーグの大学へ留学、 認められてスキー部のキャプテンとして活躍するまでの苦労。 その反面、 外国生活が長かったために自分の感覚が中途半端になっている。 どんな場面でも必要なことは、 自分自身の努力であり、 最近のスポーツ選手には幾分その面では物足りないと思っているとのことであった。

 私は、 今年初めて全医協連総会に参加した。 それが記念すべき30回の総会であり、 驚かされることばかりであった。 ただこの経済状況下では、 これからの経営は大変であろうと思った。 来年の総会は以前に戻っての総会とのこと、 来年も 「全医協連の経営は順調に推移している」 との言葉が聞かれることを願うばかりである。



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