● 「江 刺 市」 ●
江刺市医師会 及 川   恒

 岩手県南部にある江刺市は、人口約3万5千人の田園文化都市です。その歴史を見ると約1200年前からの記実がありますが、 (後三年の役)後、奥州藤原氏の初代清衡が平泉に移住する40歳代まで豊田観(江刺市)に在住しておりました。その後、江刺氏が統治し、更に江戸時代になり伊達家の支配となり、明治9年岩手県となりました。
 江刺市は近年観光都市を目指し、蔵の街商店街作りが行われ、市内は急激な変化が見られるようになりました。観光地や施設を紹介するとすれば、種山高原 星座の森、キャンプ場、阿原山レンゲツツジの大群生地、夢の橋からの景観、歴史公園えさし藤原の郷、郷土文化会館、明治記念館、菊田一夫記念館、黒壁ガラス館、オルゴール館、など、是非散策をお勧めいたします。
 市内の主な行事は、5月3、4日に行われる市民総参加の江刺甚句祭り、8月15、16日夕 百鹿大群舞、1月第三土曜夜の伊手熊野神社蘇民際、等は圧観ですので一度は見学をお勧めします。
 えさし藤原の郷ではしばしばNHKの大河ドラマや映画、テレビドラマ撮影が行われ、その時は見学もできますし、エキストラの募集もおこなわれます。
 江刺市の特産としては、農産物の江刺金札米、江刺りんご等が有名ですが、古くからある岩谷堂箪笥、岩谷堂羊羹、亀の子せんべい、などがあり喜ばれています。
歴史公園えさし藤原の郷:NHK大河ドラマ、 (炎立つ)、 (花の乱)、 (秀吉)、 (毛利元就)、 (北条時宗)、(利家とまつ)のロケ地となり、その他数多くの撮影に利用されている。



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