あとがき

 理事に就任して、半年間が夢のように過ぎ去ってしまった。「女性部」設立総会、東京での「全国医師協同組合連合会第30回通常総会」への参加、花巻市北上市での「いわて医師協同セミナー」の2回の開催、「初心者パソコン講習会」の開催等、毎月何か行事があってあれよ、あれよと時間が通り過ぎていった。過去を詳細に顧みる時間もなく、成果については些か不安があるが、眞瀬理事長・若山副理事長をはじめとしたベテランの先生方に支えられた。そして医師事務職員の人達のアドバイスも大きかった。
 今年の干支は未。何とか良い年にしたいのだが、医療を取り巻く環境は雲行きがかなり怪しい。昨年4月の診療報酬マイナス改定、10月外総診廃止・高齢者の窓口定率負担、今年4月社保本人3割負担。厚労省は、次に何を出してくるのか、混合診療の導入、株式会社の参入、最後は国民皆保健制度の崩壊へと。「羊を亡いて牢を補う」言葉がある。失ってしまってからことを始めるという意味。国民皆保健制度を失ってから元に戻そうとしても出来ない。現状を守っていきたい。しかし、医療環境が苦しい時にこそ医協の活躍の場は広がるのかもしれない。

(菅原 克郎)


岩手の四季 「釣鐘洞の日の出」
 久慈海岸を代表する、奇岩の景勝地が「つりがね洞」。昔、大きな岩が吊り下がっていたという大きな洞穴は、自然が創り出す芸術の代表とも言われています。ここには、夫婦があの世へ行く時、その釣鐘型の岩を突いて極楽浄土に入るという言い伝えがあります。

いわて医師協だより 第48号   2003.1発行
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発行責任者: 眞 瀬  静
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