支部トピックス

岩手郡医師会支部

理事 上原 充郎

 岩手郡医師会役員を主体にしたコーラスグループを紹介致します。 岩手郡医師会には年間約6回の役員会と2回の総会が開催される。 いずれの会も会議が第一目的であることは申すまでもありません。 会議の終了後情報交換の場として懇親会がよく行われる。 お酒が入ると和気あいあいになるのが常である。 高橋会長はあらゆる音楽に造詣が深い。
 クラシック、 演歌等々…開業する前に黒沢尻高校や能代工業高校のブラスバンド部を指揮して全国大会で優秀な成績をおさめた事があり音楽理論等素晴らしいものである。
 宴たけなわになると会長の一声 『そろそろ誰かやれよ』 でカラオケがにぎやかに開始される。 役員の面々は個性豊かに自分のレパートリーを次々と熱唱する。 中には2、 3曲続けてマイクを握って離さない方もいる。 会長はお酒を“ちびりちびり”、 “ぐいっ”と呑みながら評論家よろしく側にいる会員に唱い方、 リズム等について評論して楽しんでいる。 そんなある時、 今度の忘年会にはコーラスをやろうと言い出した。 私が曲目を決定しコーラス隊を指導指揮する事になった。 役員の日頃の歌から判断するとやはり演歌だと思い 『北国の春』、 『北上夜曲』、 そして 『花』 と決定し、 テープにそれぞれのメロディとハーモニーをパート別に録音し歌詞カードと共に送り自主練習をお願いし、 その後数回の練習を繰り返した。 それぞれ個性の強いメンバーの歌をコーラスの仕上げるのも厳しくもあり、 苦しくもあり楽しくもあった。 結局あれこれ注文をだすよりメンバー個々がリズムを合わせ心を一つにして力いっぱい歌いあげるのが最良のコーラスになることがわかった。 総会が終了し懇親忘年会が始まりコーラス隊の出番が来た。 メンバーは練習を重ねたもののやはり緊張は隠せない。 だが、 メンバーのバックコーラスが会長のソロをもりたてた北上夜曲は好評でありまさに岩手郡医師会役員会の姿そのものであった。




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