更生保護法人岩手保護院全面改築に伴う寄付について
関係機関からのお知らせ2025年08月20日
更生保護岩手保護院からのお知らせ
岩手保護院は、明治時代から住職を中心とした地域有志(実業家、法律家、医師等)によって運営され、現在も住職や経営者等で理事会、評議員会が構成されています。
施設の定員は12名で、全国の施設の中でも2番目に少ない定員となっています。当施設の定員が少ない背景には、地域内にある刑務所の規模が小さく、関東を中心とした他県から移送された若い受刑者を収容する施設なので、出所後は親族の居る他県に帰る人が多いこともあり、他県の更生保護施設と比較して保護を要する人が少ないと考えられます。当県で罪を犯した人たちは、概ね県外の刑務所に移送されますが、出所後、地域に戻ってやり直したいという人たちや、地域内で事件を起こして起訴猶予や執行猶予等となったものの帰る場所の無い人たちが、毎年一定数存在し、そうした人を保護し自立を援助しています。このような取組みは再犯防止とともに社会を守ることにもつながっています。
現在の岩手保護院は1973年(昭和48年)に改築されたもので、ほぼ半世紀の永きにわたり風雪に耐えてきましたが、老朽化が著しいため、令和7年度に、時代に即した機能的でより安全安心な施設への全面改築を計画しています。皆様には、更生保護施設・岩手保護院の事業をご理解いただき、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
詳細やお問い合わせは岩手保護院のホームページをご確認ください。