H5年から吟醸酒用酵母として頒布している“岩手吟醸2号酵母”の改良を行い、従来よりも吟醸香の生成が高く、酸の生成が低い2株を選抜しました。 この2株をH20酒造年度に県内各酒造メーカーに試験的に頒布したところ、正式頒布を望む声が多く、H21酒造年度より、正式頒布が決定しました。 そこで、新酵母の命名を第29回きき酒道岩手県大会の優勝者、準優勝者のお二方にお願いしました。実際に新酵母で醸したお酒を飲んでいただき、そこからイメージした名称をつけていただきました。 (※酒造年度:毎年の7月1日から翌年の6月30日まで)
〜 華やかさと繊細さ、「キレイ」な味・香りが特徴 〜
命名者:第29回きき酒道岩手県大会優勝者 吉澤 研二 様
【命名者より一言】 この酵母でつくるお酒の「華やかさと繊細さ キレイな味と香り」をしっかり伝えられ、岩手県をイメージしてもらえる名称、銀河鉄道の主人公『ジョバンニ』から名付けました。夜空で瞬く星たちのような、岩手の蔵人が織り成す絶妙な旋律をお楽しみください。
〜 女性的な温かさ・ぬくもりのある味・香りが特徴 〜
命名者:第29回きき酒道岩手県大会準優勝者 藤村 惠一 様
【命名者より一言】 やわらかく女性的な味わいを名前に表現しました。 岩手のお酒に情熱を注ぎ、研究開発に携わった人たちのお酒への思い。 そして、飲む方『YOU (あなた)』の様々な思い『この想い』をお酒とともに巡らせて欲しいという願いを込めて。
岩手オリジナル新酵母名称発表祝賀会知事メッセージ
岩手オリジナル新酵母の名称発表祝賀会が開催されますことを、心からお喜び申し上げます。 今般開発された酵母は、地方独立行政法人岩手県工業技術センターにおいて長年にわたり研究が進められ、試験頒布による酒造会社における醸造を経て、香りや味に特徴のある清酒酵母として「ジョバンニの調べ」、「ゆうこの想い」が新たに誕生いたしました。開発に携われた関係各位の御苦労に対し、心から敬意を表します。 県では、これまでにオリジナル酒造好適米「吟ぎんが」や「ぎんおとめ」を開発しており、岩手オリジナルの新酵母を使うことによって、オールいわての酒造りができるとは、本県にとりましても誠に喜ばしい限りでございます。 岩手オリジナル新酵母「ジョバンニの調べ」、「ゆうこの想い」により醸しだされたお酒が契機となり、岩手県の清酒のイメージアップと酒造業界のますますの御発展を祈念してお祝いのメッセージといたします。
平成22年3月11日 岩手県知事 達増 拓也