小久慈焼紹介

登り窯について


登り窯正面。焚口。
登り窯正面。焚口。
登り窯とは

山の傾斜を利用して、いくつかの室を連続させてつくられた窯です。それぞれの室が「さま穴」とよばれる炎の通路で結ばれ、焚き口からの熱は一室を熱すると同時に、それに続く複数の室の温度をも上げていきます。この連続する室は1番、2番のように呼ばれ、小久慈焼では3番室までつくられています。

一番の前の焚き口(胴木間)は薪の燃焼室になります。胴木間で長時間焚きこんだあと、一番から順にそれぞれに付いた差木穴から薪を投入し焼き上げていきます(攻め焚き)。

登り窯はいくつもの室を一度に焼き上げるため、本焼きの時間は最低でも60時間になります。室の容量は約4立法メートルあり、それに見合う数の作品をつくりだめすることも必要となり、湯呑み換算で約4,000個の作品をストックしておき一度に焼き上げます。効率や燃料確保の問題などで年々少なくなっていく登り窯ですが、小久慈焼独特の味わいを求めるには欠かせない窯でありその維持に努力しています。
小久慈焼は三連房登り窯
小久慈焼は三連房登り窯
登り窯を支えるのが豊富な赤松資源
登り窯を支えるのが豊富な赤松資源


登り窯の構造