小久慈焼紹介
お宝公開 1

小久慈焼の起源はいまから約二百年前、初代熊谷甚右衛門が相馬から来た陶工嘉蔵に師事したことに始まります。甚右衛門は師の技術を習得するとともに、地元で採れる粘土を用い小久慈焼特有の釉薬を創り出しました。その釉味が八戸藩主に認められ藩の御用窯として茶碗、皿、ツボ等を焼き出すに至りますが、釉薬のもつ渋味と素朴さは今日でも変わらない小久慈焼の大きな魅力になっています。

ここでは当窯が所有している各年代を代表する小久慈焼の作品をご紹介いたします。

火 鉢
用 途: 火 鉢
時 代: 江戸末期
作 者: 分家二代 徳治

装飾として印が押されており、環付は獅子頭を模しています。鉄釉に灰釉の掛分ですが鉄釉はやや薄めにかけています。

仏花器
用 途: 仏花器
時 代: 江戸末期
作 者: 三代 甚右衛門

鉄釉一色ですが全体につやがあり、家紋が入れられています。

カ メ
用 途: カ メ
時 代: 明治初年
作 者: 五代 嘉太郎 

日用品としての物が多く、こね鉢、ミソ鉢等が残っています。

片 口
用 途: 片 口
時 代: 昭和初期 
作 者:六代 龍太郎嘉太郎

小久慈焼の代表作。口が長く、また縁が厚くなっており実用性を重視したつくりとなっています。



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