畳は、表面に見える畳表と芯の部分に当たる畳床を重ねたものに、畳縁を縫い付けて出来上がっています。
 畳床は基本的にはわらを原料とし、そのわらを縦横に並べて糸締めして作られます。以前はわらだけで作られていましたが、さまざまな社会環境の変化や新しい建築仕様に対応するため、フォームポリスチレンやインシュレーションボードが使われるようになり、わら床の生産は減少傾向にあります。また、健康志向に対応して、備長炭が入った畳床も作られています。
 畳表は主原料のイ草を横糸に、麻糸を縦糸としておられたものであり、イ草の種類によっていくつかの等級に分けられます。最近では「わら」や「イ草」の代わりに化学製品やパルプを用いたものも商品化されています。
 畳縁は畳表と畳床を包み込むことによって畳を保護し、織り込まれた美しい色柄は部屋を引き立たせます。

  畳縁(タタミヘリ)は化学繊維、綿、麻、絹などの素材でできています。無地のものと柄を織り込んだものの2タイプあり、畳縁によって部屋の雰囲気がガラッと変わります。最近の洋風化したインテリアにマッチするように様々な色やデザインがあり、好みや用途によって選べます。
畳縁の種類は錦織デザインの繧繝(ウンゲン)縁、大小の地紋を織り込んだ高麗縁、綿糸に光沢加工した綿縁や、無地系の縁で純綿・混紡の光輝縁、麻素材で茶室に使われる高宮縁、化繊糸で柄を織り上げた柄縁や金糸を使ったもの、刺繍したものなどいろいろな種類があります。現在、最も広く使われてしいるのが柄縁です。
昔は、身分によって畳縁の使用規定がありました。現在では神社仏閣などで、この名残りを見ることができます。
時代の二ーズに対応して、抗菌や防虫機能を備えたものもあります。



  昔ながらの天然素材。わらを何層にも重ね合わせたもので、わらの質、配列の仕方、均等に圧縮してあるかどうか、縫い目の間隔などにより品質が決まります。
30Kg以上の稲わらを平らに約40cmまで積み重ね、5cmの厚さまで圧縮して作るため畳ならではの耐久性、弾力性、吸放湿性、断熱・保温性、難燃性という点で一番優れています。たくさんのわらを使用し、配列を多くし、縫い目間隔が細かいものが高級品とされています。感触が良く、表替えを繰り返しても丈夫で、天然素材であるため室内の湿度を調節する調湿機能は他の床材に比べ最も優れています。また吸音効果、防音効果を備えています。高、中級クラスの畳表との組み合わせにより、その質感は一段と発揮されます。


  稲わらの問にポリスチレンフォーム・インシュレーションボード等を挟み込んだもの。稲わら畳床と建材畳床の中間品と言えるでしょう。
稲わら畳床の特色を持ちながら軽量で、保温性に優れています。稲わら畳床に比べて軽く、ダニが寄生しにくいのが特徴です。また感触が稲わら畳床によく似ています。


  稲わらを一切使用しないでポリスチレンフォームや細かいチップを圧縮したインシュレーションボード板を組み合わせ縫い込んだものです。
軽量で低コスト、主に高層のマンション、アパート等に多く使用されています。断熱性に優れ軽く、水を吸収しない、工業製品なので品質が安定している、軽い、ダニが寄生しにくいことなどが特徴です。
床材がコンクリートの場合、保温性、断熱性に優れた建材床を使用することでコンクリートヘ伝わる熱エネルギーロスを少なくできます。


建材畳床にはT型・U型・V型・K型・V型の5種類があります。
T型は、タタミボードを主な材料として造られて、
U型は、タタミボードとポリスチレンフォーム板を主な材料とした二層タイプ。
V型は、タタミボードとポリスチレンフォーム板を主な材料とした三層タイプ。
K型は、ポリスチレンフォーム板を主な材料として構成された、裏面にかまち補強材をもつタイプ。
V型は、ポリスチレンフォーム板を主な材料として構成された、裏面にかまち補強材がないタイプ。