あとがき

新年明けましておめでとうございます。

昨年も全国各地に天災が発生し、大きな被害が出ました。地球温暖化で異常気象が続いているようです。復興を進めている被災地に大きな被害が出なかったのが救いです。

さて、今年の医療界はどのような年を迎えるのでしょうか。医療課題が山積しております。国民皆保険が堅持できるのか、医療における消費税問題は解決されるのか、診療報酬改定に期待が持てるのか、どれを取り上げても重要な事ばかりです。

これに、医学部新設問題もあります。昨年11月29日に、下村博文文部科学大臣は震災復興などを目的に東北地方に1校に限り医学部新設を認可する基本方針を明らかにしました。最短で2015年4月開学を目指すとしています。下村大臣は「復興支援なので、なるべく早くできた方が良い」とも述べており、日本医師会、全国医学部長病院長会議などの強い反対を押しのけての設置認可であります。医学部を新設することが、何故復興になるのか疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今号の報告に書きましたが、昨年11月3日(日)に行われた、第41回全医協連通常総会で、当医協の前川 滋専務理事が東北北海道ブロックの推薦で、監事(2期目)に選出されました。まことにおめでとうございます。先生の益々のご活躍を期待しております。 さて、昨年の「いわて医協だより」の記事の中から「COLUMN一灯 6月の贈り物(90号)」(松井正之先生)と「郷土の偉人の教え 防潮堤の建設で村民の命を守った和村幸得(91号)」がそれぞれJMCニュース秋麗号、初茜号の「医師協の雑誌から」に転載されております。今年も、本誌充実のためよろしくご協力の程をお願い申し上げます。

常務理事 逢坂 宇一

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