明けまして
 おめでとうございます

いわて医師協同組合 理事長 眞 瀬   静

 組合員の皆様、ご家族の皆様、お元気で新しい年をお迎えしたことを心からお慶び申し上げます。組合員の皆様方には、日頃より「いわて医師協同組合」の各事業にご理解とご協力を頂きまして、役員を代表し心から感謝申し上げます。厳しい経済環境ではございますが、お陰さまで組合事業も順調に推移していることをご報告いたします。
 小泉政権を引き継いだ安倍政権は、社保庁をめぐる消えた年金問題、閣僚の不祥事が噴出、参議院選挙の大敗により、平成19年9月に突然の退陣となりました。しかも、小泉改革の歪が表出し、経済格差・地域格差が拡大しています。世界に目を向けても、米国の低所得者向け住宅融資(サブプライムローン)問題に起因したアメリカ経済の下落、原油高、穀物市場の高騰、日本国を取り巻く経済環境も危うい状況にあります。医療界においても小泉内閣下での3回の診療報酬マイナス改定で、医療現場は疲弊の極に達しています。
 今年4月、「後期高齢者制度」の発足、「特定健診・保健指導」の開始、さらに「診療報酬改定」も行われる予定です。また、医師会及び医師会関連役員の改選期でもあり、平成20年度は、非常にめまぐるしいスタートになりそうです。日本医師会は、今年12月を目途に「公益社団法人」を取得する予定であり、順次、都道府県医師会、郡市医師会もその方向で検討するとのことであります。これまで県医師会が行ってきた事業も制限され「いわて医師協同組合」の活動の場が広がることも考えられます。
 私事ながら昨年10月の全医協連第35回総会において副会長に選出され、これまで以上に上京する機会も多くなりますが、「いわて医師協同組合」の運営、事業の拡大についても支障をきたすことなく、役員、事務職員の協力のもとに組合員の皆様のお役に立てるよう努力いたします。
 岩手県医師会をはじめ、岩手県医師国民健康保険組合、岩手県予防医学協会、岩手県医師信用組合、医師会関連団体、日頃よりご指導ご援助を賜りました岩手県中小企業団体中央会の皆様方におかれましても、今後も温かいご助言、ご支援をお願いします。また、組合員の皆様方におかれましてもこれまで以上のご理解とご協力お願いします。

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