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第16回通常総代会

■日時:平成18年5月27日(土) 午後3時 ■場所:岩手県医師会館

第16回通常総代会
 定刻、 岩動孝専務理事の言葉で開会。 出席者は本人が36名、 委任状提出者が9名の計45名で総代数67名の半数が34名でありますので本日の会は成立を宣言。
 次いで、 平成17年度内に8名の亡くなられた組合員の先生方に黙祷を捧げた。
【眞瀬 静理事長挨拶(要旨)】:
 開会に先立ちまして、 平成17年度内に8人の大事な仲間を失いました。 心よりご冥福をお祈りいたします。 反面、 うれしいニュースもあります。 本日会場にいらしております葛巻町の西島康之先生が瑞光双光章をいただきました。 お祝い申し上げます。 また、 県医師会・石川会長は日本医師会代議員会議長に就任されました。 岩手県から代議員会議長を出したことで、 私も全国規模の会議に出ますとこれまでと違った目で見られるようになりました。
 また、 医療廃棄物の問題は、 依然として国内で大きな問題となっていますが、 このたび当組合の岩動専務理事は、 日本医師会での医療廃棄物研究班の立ち上げに際して、 メンバーとの一人として招聘をされているようでございます。
 そのほかに話題としましては、 診療明細を記載した領収証の発行の義務化、 平成21年にはレセプト請求オンライン化の徹底と大変な時期に向かっておりますが、 幸いにも皆様のご協力により昨年度は黒字を出すことができました。 本日は、 決算ならびに予算の審議をいただきますとともに、 来年度も 「いわて医師協同組合」 のご愛顧をお願いします。
 議長に石井隆先生 (盛岡市医師会) を選出し議事へと移った。
【議  事】
第一号議案 平成17年度事業報告書、 財産目録、 貸借対照表、 損益計算書及び剰余金処分案の承認の件・・・若山副理事長・各担当常務理事説明 平成16年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分案の承認の件
第二号議案 平成18年度事業計画及び収支予算設定の件・・・若山副理事長説明
第三号議案 借入金残高の最高限度の決定の件・・・前川常務理事説明
      但し、 この決議は次期通常総代会まで有効とする。
第四号議案 取引金融機関の決定の件 ・・・前川常務理事説明
      但し、 この決議は次期通常総代会まで有効とする
第五号議案 役員報酬の決定の件 ・・・前川常務理事説明
第六号議案 福利厚生事業規約の一部改正について ・・・若山副理事長説明
    第一号から第六号議案まで、 出席者全員の賛成で承認。
第七号議案 役員選挙について ・・・岩動専務理事説明
 理事19名、 監事3名の立候補者があり、 石井議長の指名により鈴木恒男先生 (盛岡市医師会)、 肥田秀彦先生 (盛岡市医師会)、 高橋孝先生 (岩手郡医師会)、 渡辺幹夫先生 (花巻市医師会)、 小見克夫先生 (水沢医師会) の5名の選考委員による協議の結果、 鈴木選考委員から 「執行部より出された答申書による役員の就任を衆議一決了承する」 の報告があった。
 次いで、 理事会を開催し互選の結果、 理事長・眞瀬静先生、 副理事長・若山栄司先生、 専務理事・岩動孝先生、 常務理事に前川滋先生、 足澤輝夫先生、 逢坂宇一先生 (新)、 菅原克郎が就任した。

 全議案の審議が終了し、 石井議長が退席。
【岩手県医師会:石川育成会長挨拶 (要旨)】
  「いわて医師協同組合」 は、 事業開始以来16年目を迎えました。 この間、 役職員の皆様の尽力により協同組合としての使命を果たしてこられましたことに心より敬意を表します。
特に、 平成10年度から岩手県医師会の会員福祉部門を引き受けて積極的に取り組んでいただいております。
 また、 14年度からは、 岩手県医師会が長いこと運営してまいりましたグループ保険事業を移行するなど連携を深めてまいりました。 いずれの事業も順調に実績を上げて医師協同組合の運営に貢献していると伺っております。
 岩手県医師会といたしましては、 サラリーマンの医療費、 老人医療費の自己負担増など、 医療を取り巻く環境がますます厳しくなる状況にあって、 郡市医師会並びに関係団体と一丸となって取り組まなければならないと思っております。 このような中で、 全国医師協同組合連合会岩手支部を併設し効率的な運営展開しておりますが、 昨秋には眞瀬理事長が全国医師協同組合連合会の常務理事に就任するなどの体制強化を図っておられます。 今後とも連携強化を十分に図り、 会員の福祉の向上と医業経営の安定に寄与する関係を構築していただきたい。
 なお、 日本医師会の中で感染性廃棄物処理に対するプロジェクト委員会を立ち上げるということですが、 委員の一人として県医師会の副会長であり、 本組合の専務理事でもある岩動孝先生を推薦しておりますし、 そのようになると思います。
【岩手県中小企業団体中央会:佐藤正範事務局長挨拶 (要旨)】
 第16回通常総代会、 全議案、 原案どうり承認され、 役員体制も整い18年度も本格的なスタートということだと思います。
 様々な業界・業種の方にお会いしますと 「岩手県の景気は良いのでしょうか?」 という質問を受けます。 「少なくとも把握している限りでは良くない」 と答えております。 毎月色んな方法で調査をしていますが、 「大体良くなっている」 という答えは8%くらい、 40%くらいは 「悪くなっている」、 残り50%が 「まあまあ変わらない」 との回答で、 差し引き悪くなっているんだろうなということです。 特に、 最近言われていることですが、 地域間、 組織の規模間、 業種間の格差が広がってきているという現象です。 岩手県は産業特性からみても全国的には不利なのかなという感じです。 この格差を解消するためにも協同組合活動が非常に大事になってくると思いますし、 協同組合の理念の一つとして格差是正がありますし、 そういう意味でも協同組合の役割がもっと注目されてしかるべきだと強く思っています。
 ネット内で平成15年度の一般診療所の収支差額というデータを見ておりましたが、 乱暴なデータ処理で正確ではないのですが、 単純に利益率、 勿論、 税金とか院長の報酬・借金などを差し引いていないのですが、 利益率に近いようなニュアンスで当てはめていくと有床一般診療所で16%、 無床診療所で27%という数字でした。 平成5年のデータと比較してみますと有床で8%、 無床で5%の減少でありました。 残念なことです。 私ども医療を受ける側にとりましては、 ある程度の利益が保証されなければ、 つまり再投資が無ければ医療が荒廃し、 安心して医療が受けられなくなるのではないかということを危惧するものです。 先生方ともども、 私どもも他人ごとではないと思っておりますし、 協同歩調をとる場面があれば協力したいと考えております。
 もう一つ、 4月1日から 「65歳継続雇用制度」 がスタートしております。 準備期間で25年から完全実施になります。 段階的に定年を延長したり、 定年後に再雇用したりしていますが、 労働者も高齢化しますし、 それに伴って就労環境の整備も必要になります。 そういうことも含めて再投資について考えさせられました。
 今年から、 本組合もIT関連事業、 コンサルタント事業に取り組まれるようですが、 前年度にも増して組合事業が充実されますよう心から祈念します。

 追記、 本総代会を終えて、 長年事務局を支えてきた鈴木勝征事務長が健康の不調があり退職された。
IWATE MEDICAL COOPERATIVE ASSOCIATION●No.62