石川岩手県医師会長
 予定を変更していただきまして恐縮でございます。 一言ごあいさつを申し上げます。
 平成3年1月に事業を開始してから本年で10年目に入るわけでございます。 この間、 役職員のご努力によって事業協同組合としての使命を果たしてこられたことに心より敬意を表します。
 殊にも、 岩手県医師会の会員福祉事業につきましては、 一昨年からお願いしてあるわけでございますが、 懸命なる努力をいただいて順調に実績を上げておられると聞き及んでおります。 この場をおかりして改めて御礼を申し上げる次第でございます。 当初から岩手県医師会の会員福祉事業は、 諸先輩が英知を持って取り組んでこられたかけがえのない子供のようなものでございますから、 風邪など引かせないように上手に育てていただきたいとお願いしてまいりましたが、 今の様子を見るにつけ、 私の申し上げてきたことが杞憂に終わるだろうなと、 そんな印象を持っております。
 長引く景気の低迷下にあって医療保険の抜本改革はどうしても避けて通れない問題でありますし、 医療法の改正、 介護保険の行く末、 また、 少子・高齢化への対応等々難問が山積する中で、 医療に関係するすべての者が今まで以上に危機感を持って取り組まなければならないと、 そんなふうに感じておるところでございます。
 いわて医師協同組合におかれましては、 会員福祉の向上と医業経営の安定になお一層のご尽力をいただきますよう、 心よりお願いを申し上げてごあいさつといたします。

 工藤専務より、 総代61名中、 委任状出席6名、 本人出席42名、 合計48名の出席でこの会議は成立する旨報告される。
 続いて、 議長選任に入り、 盛岡市医師会の石井先生が選出され議事に入る。

第一号議案 平成11年度事業報告書、 財産目録、 貸借対照法、 損益計算書及び剰余金処分案の承認の件
 工藤専務理事から総体的な事業報告がされ、 続いて各担当常務より各部の事業状況について詳細説明が行われた。
 各事業部門とも順調な推移を示している旨報告され、 収支も、 当期の繰越利益は111万5,113円とする旨報告される。 引き続き細井監事より監査報告がされる。 その後、 議案第一号の採決に入り全員挙手で承認される。

第二号議案平成12年度事業計画及び収支予算の設定の件、 第三号議案経費の賦課及び徴収方法の決定の件。 第四号議案借入金残高の最高限度の決定の件、 但し、 この決議は次期通常総代会まで有効とする。 第五号議案取引金融機関の決定の件、 但し、 この決議は次期通常総代会まで有効とする。 第六号議案役員報酬の決定の件。
 議長より上記議案は関連があるので一括上程され、 工藤専務より説明される。
 平成12年度の事業計画の重点項目は、 生・損保の信頼性のおける商品の選定、 医療廃棄物事業のシステムをさらに整備し利用拡大を図る。 新規開業支援事業の構築、 事務処理の迅速化、 続いて、 予算等の説明がされ、 議案の採決に入る。
 第二号、 第三号、 第四号、 第五号及び第六号議案は全員挙手で承認される。

第七号議案 役員選挙の件
工藤専務より、 理事20名、 監事3名の選挙をお願いいたしたい旨提案され、 選考委員による指名推薦の方法をとり、 選考委員を議長の方から指名され、 盛岡市医師会の岩動孝先生、 盛岡市医師会の菅原克郎先生、 岩手郡医師会の八角正司先生、 一関市医師会の小野寺哲朗先生、 釜石医師会の間山岩夫先生、 以上5名の先生方に選考委員を依頼し、 役員選考に入る。 選考の結果、 定数どおり理事20名、 監事3名決定報告され、 全員挙手で承認される。 早速、 別室で理事会が開催され、 互選の結果、 理事長には小野寺弘之先生、 副理事長・眞瀬静先生、 専務理事・工藤純孝先生、 常務理事・若山栄司先生、 吉田新二先生、 斉藤恵子先生、 近藤駿先生が就任される。

 以上をもって第10回通常総代会に提案されました議事はすべて承認される。

最後に、 ご来賓の岩手県中小企業団体中央会の鈴木常務理事よりご挨拶をいただく。


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