年頭所感

いわて医師協同組合
理事長 前川 滋

新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様方には、ご家族お揃いで輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、東日本大震災から6年目を迎えますが、昨年も熊本県で最大震度7を2回記録する地震が発生し、改めて地震大国であることを実感致しました。

また、昨年8月には台風10号が岩手県に上陸し、岩泉地区を中心とし、久慈市、宮古市など沿岸地区で大きな被害を被りました。

組合員の中にも、医院や自宅が床上浸水や土砂の流入により休診を余儀なくされた方が多くいらっしゃいました。

この様な床上浸水や土砂の流入により、医院の復旧に要する休診が必要な場合、休診による粗利益の減少を補償出来る保険商品が殆ど存在しておりませんでした。

当組合は、台風10号による組合員の被害状況を把握した上で、この様な粗利益の減少を補償出来る保険商品の開発を取引保険会社に依頼しておりましたが、本年4月以降にニーズを満たした保険商品が発売される予定になっております。

新商品が発売になりました時には、いち早く組合員の皆様にご案内を致しますので、組合員の皆様方には是非ともご利用下さるようにお願い致します。

医療を取り巻く環境は、ますます厳しい状況でありますが、組合員各位からの絶大なるご支援・ご協力のお蔭で5年間続けて出資配当10%を達成することが出来ました。改めて組合員の皆様方に感謝申し上げますとともに、今年度も組合員の皆様の医療経営の一助となるべく役職員一丸となって努力いたす所存でございます。

また、岩手県医師会はじめ関連諸団体とは、今後も良好な関係を構築してまいります。

本年も組合員の皆様方にとって、より良い年になりますようご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶と致します。

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いわて医師協同組合 理事長 前川 滋